昨夜、子供の宿題の暗唱に付き合ったところ、その詩に思いがけず感動してしまったので、今日は その詩を載せますね。童謡詩人 金子みすゞさんの「笑い」という詩でした。
「笑い」
それはきれいな薔薇いろで、
芥子(けし)つぶよりか小さくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱっと花火がはじけるように、
おおきな花がひらくのよ。
もしも泪(なみだ)がこぼれるように、
こんなわらいがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでしょう。 <金子みすゞ童謡集>
土に落ちた種が大きな花を咲かせるように、笑顔が広がり、満ちあふれたら、どんなに素晴らしいでしょうね。